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Interview 先輩インタビュー

INTERVIEW
1996年入社

本部長(歯科部門責任者)

久保田 紀成 yoshinari kubota

入社した1990年代と
比べて変化したことは
ありますか?

インターネットの普及に伴い私たちの仕事は大きく変化しましたが、クライアントの要望は今でも昔ながらの対面重視が主流です。特に医療業界ではその他のニーズもさほど変わっていません。院長先生は診療業務が忙しいので、パソコンを使ってご自身で仕訳を入力するとか、オンライン会議をしたいとか、そういったご要望は少なく、診療業務以外はその道のプロに任せたい・相談は対面でしたいというスタンスがほとんどです。それは税務や人事労務といった事案がクリニックの経営者である院長先生にとって最重要課題だからなのだと思います。当事務所では自計化せずに対面で監査するスタイルを採用していることが、医療業界のクライアントのニーズにマッチしているのだなと感じています。

中小企業の経営者や
クリニックの院長からの
信頼が厚いのはなぜですか?

終身担当制ということで20年以上も同じクライアントを担当しているというのは大きいと思います。毎月のように顔を合わせ、クリニックの浮き沈みやご家族のことまで全て頭に入っているため、相談しやすい関係性が出来ています。開業の苦労や労働問題、事業拡大など苦楽を共にしてきたことは、人生そのものをサポートさせて頂いていると言っても過言ではないので、責任重大でもありこの仕事を頑張れるパワーの源でもあります。

どうやってその信頼を
勝ち得てきたのでしょうか?

私は常に「顧客の相談に対して真摯にのる」ことを信条とし、どんな相談にも耳を傾けるというスタイルを徹底してきました。とかくお金に関する問題など人によっては臆して相談しづらいということもあるでしょう。しかし、どんな小さな疑問にも答えるスタンスがお客様の心を開いてくれるものだと思っています。それにより仕事量が多くなってしまい、自分自身を苦しめる局面も出てきますが、一方でスキルの向上に繋がり自らを高めてくれます。ひいては信頼を勝ち得ることになるわけで、その結果、大事なお知り合いをご紹介頂くことにも繋がってくるのです。

関与当初は会計の処理と税金の話しがメインという関係性ですが、やがて事業内容やプライベートな内容にまで相談が及んでくると、もはやお客様にとって必要不可欠なパートナーという立ち位置に変化していきます。それは監査担当者の醍醐味と言えるでしょう。長く続ければ続けるほど、そのような関係性が深くなっていきます。なかにはお客様の横で飛び跳ねていた小さなお子様が歯科大学に進み、いずれは医院を継ぐという未来まで見えてくることがあります。そうなると事業継承のお手伝いも加わり、親子二代に渡ってのお付き合いとなります。

新人教育で
気を付けていることを
教えてください。

できるだけ長所を伸ばすようにしています。短所を細かく注意するより、きちんと出来たところや前向きに取り組んでいる様子を褒めて、まずはそこから伸ばすようにします。もちろん、間違いは正す必要はありますが、教える立場の私の方から寄り添うことで相手も期待に応えてくれると思っています。また、当事務所は税理士の他にも士業のエキスパートが揃っていますので、分からないことを聞きやすい環境だと思います。スタッフ同士フォローし合える環境というのは成長を加速させる要因だと思います。

応募者の方へメッセージをお願いします。

会計業務は地味な作業であり、すぐに目覚ましい成果が出るものではないです。専門知識の習得が必要ですし、コミュニケーション能力も重要な要素です。しかし、それらは長く続けていれば確実に成果が得られます。どうしても仕事が大変な時期はあり、そんな時は態度にも出てしまうものです。しかしながら、そんな時でもしっかりクライアントと真摯に向き合う姿勢でいれば自ずと評価は付いてきます。また私としては、クリニックの院長先生は外部の人に対しても配慮が深く、お付き合いをしやすいと思います。
当事務所は長く在籍するほど昇給に反映され、他の会計事務所より格段と給与は高くなります。最初の頃の大変な時期は自分への投資だと思って、ぜひ腰を据えて働いてほしいと思います。

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